MMPI-3の活用例


お互いの性格特性の理解を深めたことで、夫婦間の話し合いが円滑にできるようになった、Aさんご夫妻の例

 

  

 結婚後10年のAさんご夫妻。最近夫妻の間で話し合いが上手くいかない、お互いに一生懸命生活をして、相手のために、と思って、仕事に生活にと日々を送ってきたが、話が噛み合わないことが増え、ケンカも多くなってきた。カウンセリングを利用して問題を解決したい、とのご希望でした。

 

 第三者がいる方が落ち着いて話ができること、お互いにこのままでは良くないと考えていること、関係がより良くなるために何らかの対策が必要であることを確認しご夫婦でのカウンセリングを始めました。

 

 カウンセリングの一環でMMPI-3の検査を行った結果、

  

・夫は責められると、人と関わりを避けてしまう傾向がある

・妻は不安が強くなると、人と関わって話すことで解消する傾向がある

 

ということがわかりました。

 

今までの生活でもお二人はわかっていたつもりでしたが、心理検査を行うことで、お互いの問題解決のスタイルが異なっていることを、より客観的に把握することができました。

 

また、MMPI-3の結果をお互いに見比べ、カウンセラーとも共有することで、お互いの理解できないと思っていた相手の行動が、「問題解決のための行動」であったことを認識することができました。

 

※MMPI-3を利用した場合のイメージを持ちやすいよう、いくつかの事例を元に作成した架空の例です。

 

 

【関連情報】

MMPI-3とは?